AI時代に求められる品質は、個性(バイアス)の確立である。それは、具体的な目的に向かおうとする自分の意志のことであり、また、社会で自身の立ち位置を確立しながら、成長するための仕組みの構築のことでもある。
これから、AIが業務処理の中心を担っていく社会になります。AIの嘘(フェイク)が大きな課題と言われていますが、嘘を生み出す原因の一つであるバイアスを排除した完璧なAIが登場することはありません。
AIは実績から想定できる可能性を求める演算を行うサービス(論理的可能性を算出する)であり、その品質を決めるのは「データ」です。しかし、世界の存在すべてを網羅的に示すデータを集めることは不可能です。また、そもそも求めたい解によって必要な実験や研究(つまり必要なデータ)は異なります。AIが思い通りにならないのは、我々のAIへの教育が誤っているからです。AIのせいではありません。
つまり、人に求められる業務、および、そのために達成すべき品質とは、一般論としては、自分(組織)の向かいたい方向(個性)を明確に示すこと、そのために必要となる教育を、自ら(組織)の基準に基づき的確にAIに施していくことになります。
また、個性はあくまで一人の願い、勝手な想いであり、それがいつでも組織や社会で許容されるわけではありません。どのように世の中とすり合わせていくのか、逆に尖って、そのまま走っていくのかは、それぞれ異なることでしょう。ただし、多様な個性(人、AI)が批判的な精神でお互いを見つめ、議論を戦わせながら一つの目標に向かうための体制(ガバナンス)構築が、必ずしも完ぺきではない我々や組織で求められることであり、個性の構築と並行して対応すべき課題でしょう。
全ての第一歩は、考える時間を持てること、つまり、目の前にある業務を余裕をもって進めるところから始まります。
本来、業務のIT化は、ビジネスの目標を達成するためのものであるべきですが、目的(達成すべき業務品質)もよく分からずに仕事を進めてしまっていたり、ITを難解に感じてしまったりして、ただ言われるがままに業務をこなすことに精一杯になっているケースが散見されます。
その課題に対して、エビデンスベースで業務の品質と効率化が求められる現状を踏まえ、コンピュータ品質の説明責任に長年取り組んできたノウハウを生かしながら、目の前の課題解決や効率化につながる知識や知恵を無償で提供し、また、個別の助言をご入用とされる方には、IT導入業務やその品質保証の仕組みをパートナーとして一緒に考えることにより社会の発展に貢献します。
サービス提供を通じて、お客様に考える時間や心の余裕が生まれ、品質業務を目的志向で進める中でAIへのリーダーシップも養われていくこと。これを提供するサービスの品質目標として掲げ、日々の業務に携わって参ります。
三つの円は、座禅に向き合う姿を表しています。真理を追い求め、自らの世界(社会・組織)を深く掘り下げていく姿勢です。
円をつなぐ線は、システムを意味します。組織が築こうとしている「型」と、ステークホルダーとのつながりや調和を象徴しています。
そして、それらを包むように描かれた蓮の花は、社会・組織の新たな創造を支え、やがて見事な花を咲かせることを表しています。